はじめに|夜泣きの本番はここからだった
生後3ヶ月を過ぎ、授乳の間隔も少し落ち着いてきた頃。
「少し楽になったかも」と思ったのも束の間……突如として始まった“夜泣き”。しかも双子の場合、それがダブルパンチで襲ってきます。
この記事では、双子育児4〜6ヶ月の睡眠課題にフォーカスしながら、我が家が実践した対策と、実際に改善へ向かった流れを紹介します。
夜泣きの理由とは?|4〜6ヶ月の発達と関係あり
この時期に夜泣きが起きる理由には、以下のような発達的背景があります:
- 睡眠サイクルの発達:浅い眠り・深い眠りのリズムができ始め、夜中に目覚めやすくなる
- 昼夜の区別が明確に:環境刺激(光・音・人)が睡眠に影響
- 日中の刺激が強すぎると眠れない:予防接種・お出かけなどで脳が興奮状態
特に双子の場合、片方が泣くと、もう一方もつられて泣く=連鎖夜泣きという事態に発展しがちです。
実録:我が家の夜泣き地獄|父がワンオペで耐えた記録
生後4ヶ月の頃は、まだ3時間おきの授乳が続いていました。
特に夜間の授乳は体力的にかなり負担で、親も慢性的な寝不足状態。
転機は生後5ヶ月で授乳間隔を4時間おきに変更したこと。
この頃から親が連続して眠れる時間も確保でき、少しずつ心身の負担が軽減してきました。
ただ、ここからが“夜泣き本番”。
日中の刺激が強かった日(知らない人に会った・知らない場所に行った・予防接種など)は、ほぼ必ず夜泣きが発生。
しかも問題は「伝染」すること。
一人が泣き出すと、もう一人にも火がついてしまい、二人そろって泣き叫ぶ地獄ループが始まります。
父の奮闘|夜泣き×2に対応する唯一の方法
妻は体調面の理由から夜間の対応が難しく、夜間対応は完全に父ひとりのワンオペでした。
世間では「夜間ドライブで寝かしつけ」という方法も耳にしますが、双子の場合、片方だけを連れ出すのが難しいため現実的ではありません。
代わりに我が家で効果的だったのは:
別室に移動し、抱っこ+スクワットで泣き止ませる
この方法が、連鎖夜泣きを唯一止められた手段でした。
特に部屋を分けることで、もう片方が起きる前に沈静化させることができます。
睡眠改善のカギ|ネントレ(ねんねトレーニング)開始
当初は「眠そうにしたら寝かせる」スタイルで寝かしつけていましたが、「現代の赤ちゃんは睡眠時間が少ない」という話を聞き、意識的にネントレを開始しました。
我が家のネントレ内容:
- 寝かしつけは夜8時に固定
- 部屋を常夜灯のみで暗くする
- ホワイトノイズを流す
- 双子を横並びに寝かせ、両手で同時にトントンする
最初は泣かれて大変でしたが、数日で慣れてきて、入眠儀式=眠る合図と認識するように。
ミルクと睡眠のタイムスケジュール|生活リズムを整える
我が家では、生後5ヶ月頃から下記のようなミルクタイムを設定しました:
4:00/8:00/12:00/16:00/20:00/24:00
(4時間おきのスケジュール)
これに合わせて睡眠も調整し、20時には寝かしつけスタート。
早朝4時のミルクのあとに再入眠させるコツとしても、トントン+ホワイトノイズが活躍しました。
日中は哺乳瓶固定クッションを自作し、手で哺乳瓶を抑えていなくても授乳できるようにして負荷を軽減しました。
※素材は100円ショップで調達

夜泣きは終わる?|希望を持って続けよう
この時期の夜泣きは、本当に心を折られます。
特に双子の場合、一人あやしてももう一人が起きる無限ループがあり、通常の育児以上に精神的な負担が大きいです。
でも、対策を継続すれば、少しずつ明かりが見えてきます。
- 「5分でも長く眠れた日」は進歩
- ネントレは数日で効果が出ることも
- 交代制やルール化が親の心を守る
まとめ|双子でも夜泣きは乗り越えられる
双子育児の夜泣きは、文字通り「寝不足地獄」。
けれど、生活リズム・ネントレ・環境調整を続けることで、双子でも夜泣きは乗り越えることができました。
「今日も泣かれた」と落ち込む必要はありません。
昨日よりちょっと長く眠れた。少し泣く時間が短くなった。
その小さな変化の積み重ねが、育児の希望になっていきます。
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