■双子移動開始
生後7ヶ月を迎えたころ、我が家の双子に「ハイハイ革命」が訪れました。
ふたりはまるでレースのスタートを切るかのように前へ前へ。行動範囲は一気に広がり、油断すればすぐに危険地帯へ…!
今回は、双子育児×ハイハイ期のリアルなヒヤリハット体験と、導入してよかった「安全対策グッズ」について、月齢ごとに詳しくお伝えいたします。
■ 7ヶ月|プレイマットと段ボール要塞で逃走をガード
この月齢で初めてプレイマットを導入しました。寝返り〜ずりばい期と違い、ハイハイになると布団やカーペットの摩擦では満足に動けないため、適度なクッション性と滑りにくさのあるマットは大正解。
しかし、問題はその周囲。油断するとマットから脱出し、コードやゴミ箱の元へ一直線…。
ここで活躍したのが段ボールの囲いです。簡易的なものではありますが、ちょっとしたガードラインになるだけで、外へ出る頻度が激減。コストを抑えつつも効果を発揮しました。
■ 8ヶ月|サークルをレンタル、安全地帯を完成
動きがさらに活発になった8ヶ月、ついに「ジョイント式木製ベビーサークル」をレンタル。プレイマットとの合わせ技で、“安全地帯”を本格運用スタート。
この中ではおもちゃで遊ぶ・寝転ぶ・つかまり立ちの練習など、何をしていても基本的に安心。
双子が別方向へ突進する毎日でしたが、「ここから出さない」という発想に切り替えたことで、親の精神的負担は大きく軽減されました。
■ 9ヶ月|つかまり立ち→転倒の連続
この月齢から始まったのが“つかまり立ち”です。
見た目には成長の証。しかし現実は、立っては転び、立っては倒れのループ。ふたり同時に転んで泣く声が響く…そんな日々。
この頃からは「角の保護」「転倒時の下敷き」など、立体的な危険対策が必須になってきました。
■ 我が家が取り組んだ安全対策
✅ コンセントとコード周りの死角潰し
- コンセントにはキャップを装着
- コードは全てカバーをつけ、引っ張れないよう固定
✅ 誤飲防止への徹底対応
- 小さなパーツのあるおもちゃは購入しない
- キャッシュレス生活を徹底し、小銭を家から排除
これは思いのほか効果的で、「財布を倒したら中から小銭→誤飲」というリスクがゼロに。副次的ですが、家の整理整頓にも一役買いました。
■ 双子ならではの難しさ
- 脱出ルートはコピーされる
一人が覚えた抜け道は、すぐにもう一人も再現。防御力は“×2”必要。 - 同時進行で別の方向へ
片方がキッチン、もう一方が寝室へ…という「どっちを助けるか問題」に直面。 - お互いを踏む・登る
遊びの延長で無意識に踏みつける→泣く→また踏む…混沌。
だからこそ、囲いがあると親の安心感は段違いでございました。
■ 家の中で特に注意が必要なゾーン
7〜9ヶ月の赤ちゃんにとって、家の中は冒険と罠の宝庫。とくに以下の場所にはご注意を。
🛑 リビング・居室
- テーブルや家具の角 → 頭部打撲対策にコーナーガードを
- 小物類 → 誤飲事故防止には、視界と手の届く範囲を“削る”
🛑 キッチン
- 鍋・炊飯器 → 手が届かない高さへ
- 洗剤や調味料 → ロック付き収納にまとめる
🛑 階段・玄関・浴室
- ベビーゲートで侵入を防止
- 浴槽の水は毎回抜き、浴室の鍵は使っていない時も必ず閉める
■ 我が家のおすすめ安全グッズTOP3
- ジョイント式木製サークル(レンタル)
→ 双子が同時に安全に過ごせる空間を確保。広さ調整も自在。 - プレイマット(厚手・滑り止め付き)
→ ハイハイ・転倒の衝撃を和らげる必須アイテム。 - シリコンコーナーガード
→ 角という角に装着。透明タイプならインテリアも損なわず◎
■ おわりに|“囲う”ことで見えてきた安心
最初は「子どもを囲うこと」に罪悪感がありましたが、実際に使ってみると“家の中に安全地帯をつくることは、育児のストレスを下げること”だと実感しました。
動きたい盛りの子どもにとっても、「ここなら安心して遊べる」空間があることは大切です。
双子だからこその大変さはもちろんありますが、工夫と対策で乗り越えられる場面も多い――
そんな体験を通じて、この時期を過ごされるご家庭に少しでも参考になれば幸いです。
サークルについての詳細は別記事にまとめる予定です。
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